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頭の鈍い人が損をする「野性の王国」


少し脱線しますが、前回の記事で
「ならグロソブ買えば?」と思った人は、もしかしてすでに騙されているかもしれません。
と語った理由を説明します。
ここでいう「グロソブ」とは国際投信投資顧問の
「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」に代表されるような、「格付けの高い、いわゆるソブリン債に投資してその元利金を毎月(または2-3カ月おきに)分配していく投資信託」のことです。

この商品に関するうさん臭さは、既にいろいろな人によって論じられてきました。
山崎元氏のブログの「行動ファイナンス」と毎月分配型ファンドでは
(1)プラスのリターンが期待できる運用なのだとすれば、毎月毎月分配金を支払って、早い時点で課税されるよりも、1年間複利運用して後から分配金を払う方が明らかに得
(2)債券ファンドであるにも拘わらず、手数料が高い…一月当たり4万円の小遣いを自分で自分に払うために、一回1万円以上のATM手数料を払うようなことをしている

と指摘しています。
それだけではありません。
誰が最初に指摘したのか忘れましたが、この投資信託は、「追加型株式投資信託」なんです。理由は、債券型だとタコ配(元本を食う分配)が許されていないからだそうです。
目論見書

それだけで十分驚きですが、私からも補足させていただきます。
ネットでとったデータをエクセルに入れて計算してみました。
98年3月にこの投信を9994円で買って、毎月40-60円の配当を受け取って今基準価格7761円。評価額+手取総額は元本を上回っていますが、私の計算が正しければIRRは3.4%で手取り+分配金を計算すると元本の1.3倍です。
他方、98年頭にシングルA格のドル債を買い、償還後にトリプルA格の国際機関債に乗り換えた私(時価で売却するとして)はIRR5.2%で1.5倍。
期間が違うので参考記録ですが、91年に買ったドイツ国債(ユーロ建)に至っては9.1%で1.7倍です。
なだらかな円安局面に恵まれて、年数回しか売買をしない私でさえこんな利回りです。債券投資のプロなら、もっと高いパフォーマンスを出せたでしょう。

まとめ
この商品の本質は
「1000万円預けてくれたらお金がなくなるかあなたが死ぬまで毎月四万円くらいずつ振り込んであげます。お金はなるべく長く持つように外債で運用します。あなた様だけにそれだけサービスしますから、毎月1万円下さいね?」
ということではないでしょうか。
ソブリン債を買うお仕事って、そんな激務なんでしょうか?

こういう商品は、おうちに執事が常駐するようなお上流家庭以外の方か、毎月入金がないと発狂してしまう要介護老人にしか勧められません。

追記:日本の証券関係者のレベルがいくら低くても、ここまで運用が下手とは思えません。安定配当をするのために含み益を隠しているのかもしれません。



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テーマ : マネー
ジャンル : 株式・投資・マネー

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