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経済犯罪の被害が大きくなるメカニズム

安愚楽牧場が民事再生を申請して倒産しました。
安愚楽牧場が再生法を申請 「原発事故後に解約増えた」朝日新聞
和牛オーナー制度を運営する安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県、資本金3千万円)が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、財産保全命令を受けた。同社幹部によると、契約していたオーナーは約7万1千人。同社の決算書(3月末時点)によると、負債額は619億8700万円。


和牛預託商法についてはもう何年も前からその違法性が指摘されていました。
紀藤弁護士のblog)  (過去の記事:またも和牛商法で逮捕
にもかかわらず、安愚楽牧場には捜査の手は入らなかったようです。

しかし今年に入ってから状況が変わり、赤松口蹄疫事件への関与がささやかれる中でも生き永らえてきた安愚楽牧場にも破綻する時がやって来ました。しかも、破綻が懸念される状態で金集めを続けたそうです。
経営悪化後も出資募る 安愚楽牧場「会社存続のため」 朝日新聞
 「和牛オーナー制度」を運営する安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)が民事再生法の適用を申請し、事実上倒産した問題で、経営陣が経営危機を認識した7月中旬以降も、高配当をうたった短期運用商品で新規出資を募っていたことがわかった。同社幹部が取材で明らかにした。「会社を存続させるため、なんとか資金を調達したかった」とするが、駆け込みの資金集めが被害を広げた格好だ。


その結果でしょうか?負債は千億単位に膨らみました。
 帝国データバンク
「栃木」既報、8月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した(株)安愚楽牧場(資本金3000万円、栃木県那須塩原市埼玉2-37、登記面=那須郡那須町高久丙1796、代表三ヶ尻久美子氏、従業員514名)の負債額が判明した。2011年7月末時点で、債権者は7万4798名、負債は約4330億8300万円。


原 発 事 故 の 影 響 だ け で 、 こ こ ま で 債 務 が 膨 ら む も の で す か ?


ここからは一般論になりますが、経済事件は破たん直前に被害者数と被害額が急拡大する傾向があります。ですから当局が「危ない」と言われた時点で事前介入すれば、かなり被害者が少なくなるはずです。しかし、経済事件に警察等が介入するのは、資金繰りが破綻した後になりがちです。
…何故でしょう?
私が知る限り、警察は「民事介入」と批判されることを恐れて経済事件の立件に及び腰になっています。明らかに法律違反と思われる事例を知っても、なかなか立件しません。警察にとってみれば、予防的介入をしてちょっとでも批判されるより、誰からも文句が付けられなくなった頃に捜査した方が安全だからです。そのため経済事件に警察が介入するときには、被害者の救済は非常に難しくなっています。だからと言って警察だけを責めることはできません。民主主義国で正義を実行するのは非常に手間と時間がかかるんです。

前にも述べましたが、一般から資金を募る農林水産業関連の投資には詐欺的な事例が非常に多く、個人から資金を募るような事例は100%詐欺だと思った方が安全です。(過去の記事:和牛とか真珠とかコーヒー園とか
「警察に捕まっていないから大丈夫」というのは安易な考え方だと思います。
皆様も可能な限りご注意下さい。


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