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「先物業者」という恐怖

10年ほど前に私はある偉い人から
「ベルリンの壁が崩壊し、市場経済に昔よりたくさんの人が参加し始めた。これから先製品の値段は下がり、商品(コモディティ)の値段は上がる。」
と聞きました。
実際そうなりました。
でも私は商品への投資はしませんでした。
私は日本の証券先物業者を信用していなかったからです。

今は知りませんが、つい最近まで商品先物会社というと非常にダーティーなイメージがありました。不特定多数の人間を度重なる電話やアポなし訪問で追い詰め、高リスクな取引をさせ、追証で全財産を吐き出させた上借金までさせて破滅に追い込む。そういう営業が常態的に行われていたことは報道や裁判等でも明らかになっています。実際私も勤め先に先物業者からああいうしつこいテレコールがあって、上司に替わりに断ってもらったことがあります。
それだけではなく、預った金を持ち逃げす店員や注文すら出さずに虚偽の取引記録でカネを奪う業者もいたそうです。(参考:紀藤弁護士 また先物殺人-日本交易でおこった殺人事件)

 金融業界の裏側に詳しい宝田豊氏によれば、日本の商品先物業界とは
「奇怪な遊技場」だそうです (以下引用) 
パチンコの大好きな我が国一般ピ-プルが、500機のパチンコ台が並ぶ遊技場に行ったとしましょう。なんと、そのホールには500人を超える従業員が突っ立っているのです。さて、席に座っているお客さんが「今日はツイてないな、大負けする前に帰ろう」と立ち上がった瞬間、従業員が飛んで来て「もしもし、次のお客さんが来るまでそのまま遊んでいて下さい。スッテンテンになったのなら仕方ない。とっとと帰ってくれてけっこうですよ」と告げます。あるいはバカづきして山のように玉を出したお客さんが「もうお腹がいっぱいだわ」とドル箱を数えはじめると「どこへ行くつもりですか!うちらを甘く見たら困りますよ、全部なくなるまで遊んでください」
我が国の商品先物市場の構造的欠陥は、顧客数よりも商品会社の従業員数のほうが多い不健全性にあるといわれます。全顧客が一年間に差し出した委託証拠金、約4500億円のおよそ75%は売買手数料他で消えてなくなる恐ろしい業界。つまり預かり金のほとんどが従業員の人件費で消えてしまう(?)奇怪な“遊技場”なのであります。商品先物取引は、かかわった多くの顧客を破産や一家離散の目に追い込む怖い投機取引、詐欺に近いセールス・トーク、預けた金はほとんど返ってこない「やらずぶったくり商法……。

melma東京アウトローズより抜粋(色や字体は私が変えました)


引用が長くなりましたが、
ハイリスクな売買注文をさせて負けた客からは即座に金を搾り取り、買った客に対しては出金拒否をしてさらに取引をさせれば、賭け金を上回る手数料を客から取り立て、相当高確率で客を破滅させることができるわけです。
現在でもこんな状況なんでしょうか?
宝田氏のデータは平成13年のものだそうなので今回私が商品先物の業界団体(日本商品先物振興協会)のデータで計算したところ、2005年においても以下のとおりでした

委託者(客) 103,858人 (統計より)
外務員数   11,511人 (統計より)
…外務員一人が1ヶ月に受け持つ客 0.75人?  (私の試算)

預り証拠金    4160億円  (統計より)
1年間の手数料  2937億円  (統計より)
…1年間で客の払った金の7割は業者のもの?  (私の試算)

…そういうわけで私はまだ当分商品先物はしないつもりです。


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テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

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