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いわゆる「エコノミスト」の為替予想が何故外れるのか考えてみた

今年の3月にミスター円(自称)こと榊原氏が「8月までに1ドル80円、いやもっと早いかも」とテレビで言っていました(ブログの該当記事)。インフレ率や購買力平価によって考えれば1ドル100円でも円安である、というのが最大の論拠でした。実際そういうことを講演でも述べているようです。
それで今どうかといいますと、先週末の時点で1$≒95.5円、1€≒121円 1A$=62.5円です。
その後円高にはなりましたが、円の最高値は90円台であり、予想としては明らかに外れました。

しかし私は「やっぱり高級官僚はバカ」と言うためにこの話を持ち出したのではありません。私が考えたいのは、私より経済学の知識があったり、為替政策に携わった経験があったり、詳しい統計データを持っていたり、高官と親しく内部情報を知ったりできるエコノミスト(自称)の予想が何故当たらないのかということです。
私は彼らが為替を予想するとき持ち出す「購買力平価説」に何か問題があるのではないかと疑いました。

購買力平価説というのは簡単に言うと、ある商品が日本で100円、アメリカで1ドルなら1$=100円が妥当なレートだという考え方です。突っ込みどころはいろいろありますが、この説自体を否定する人はまずいないでしょう。実際春までの欧州通貨高の局面でロンドンの地下鉄が初乗り900円になったとか、パリのスタバでコーヒー飲んだら700円だったとかいう話を聞いて私も「何かおかしい」と思いました。
では1ポンドが50円になって初乗り200円になるとか、1ユーロが70円くらいになって1杯300円になるか?というと、それも違うと思っています。

全く根拠とか数字の裏付けのない意見ですが、私は「購買力平価説」自体が間違っているのではなく、今の日本周辺においてそれを撹乱する要素があるのではないかと考えました。
私の念頭にあるのは中国(人口が日本の10倍で、貧富の格差が大きい独裁国家)の存在です。
日本の物価(土地以外)が他の欧米諸国より安いのは日本円が酷く低い評価をされているのではなく、中国からの商品や労働力の流入によって強く下押しされているからではないか。その結果、購買力平価の考えで見ると不合理な状態が常態となっている…のではないか?ということです。

もしこの考えを正しいと信ずるならば、円の高騰は大体ここらへんで止まり、1ドル80円になるような円高は来ないか、来ても長続きしないということになります。
…皆さんはどうお考えでしょうか。

最後になりますが、証券投資をする皆様に、市場に棲む悪魔のご加護がありますように。


青春歌年鑑BOX 1984~1990


私は金融資産のかなりの部分を外貨建運用しています。
本稿には願望が含まれていることは否定できません。
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テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

今自分にとって最も危ない資産は

今日は特に書くほどのことはないのですが、せっかくブログを始めたのに1年持たないのでは残念なので現状について書くことにします。

先日の記事
 1$≒100円、1€≒135円、1A$≒65円 の±5くらい という状況 と書いたら、あれよあれよという間に
1$≒93円、1€≒115円、1A$≒56円 という局面があり、現在は1$≒96円、1€≒122円、1A$≒61円です。
ここから先の5年とか10年、何をメインにしてどういう方針で運用したらいいのか。いろいろ考えているんですが、まったくわかりません。
消去法をやったら何も残らなかった、そんな感じです。

そこでとりあえず現状を見てみますと、私の持っている資産で重症なのは
①勤務先(含む自社株)
②外国株投信(BRICS等)
③日本株
④豪ドル建債券  (傷の深い順)
でした。

よく考えてみると、一番リスクが高いのは「勤め先」でした。自社株の下落率もひどいのですが、それより大変なのは倒産したりクビになったりした場合の影響です。何しろ収入の大半を会社からの給料に頼っているわけですから。
しかし、会社がつぶれず自分を雇っていてくれるならば、多少投資に失敗しても何とかなるということです。そう思うとちょっと気が落ち着きました。

…皆さんはいかがでしょうか。

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

どう見ても投資です

先日の記事
「農林漁業の投資話は100%詐欺だと思っていいです。」
と語りましたが、 詐欺でなかったとしても運が悪ければ悲惨な結果になるようです。
しかも今回問題になっている事件の胴元は何と日本国政府の「林野庁」です。

NHKの記事
国が一般の人から森づくりの費用を集めて収益を還元する緑のオーナー制度をめぐって、オーナーたちが「出資した分が戻ってこないおそれがあることを国が説明しなかったのは違法だ」として、損害賠償を求める訴えを起こすことになりました。
ということです。
もっと詳しい内容は産経新聞の「緑のオーナー制度 出資者9割元本割れ」をご参照下さい。
記事の内容を総合すると
・林野庁が利回り3%などとうたって「緑のオーナー」を募集し、15年間に500億円を集めた
・木材価格の下落で出資者の9割が元本割れし、50万円の出資が約半分になった人もいる
・林野庁曰く「投資ではないから損してもシラネ」
・大損した出資者が集団で民事訴訟を起こす
ということのようです。

ちなみに林野庁の見解(言い訳?)
本制度は、契約期間満了時に樹木の販売代金を国と費用負担者が持分に応じて分収する制度であり、費用負担額を保証するような仕組みとはなっておらず、その点は根拠法及び契約書上からも明確。
分収育林の募集を行っていた時期は、消費者保護制度の整備途上の時期であり、社会的常識を逸脱した募集活動が行われていたとは言えないところ。
以上から、費用負担額を補償するような制度の運用の見直しは困難。

ということですが、「体言止め」が多くて読んでて気持ち悪いです。
産経新聞の取材には
林野庁は「木材価格がここまで下落するとは想定しなかった。金融商品ではないので、契約書にリスクを記載する義務はなかった。今後は業者に入札への参加を促して販売努力を続けたい」としている。
という回答だったそうです。

まあ法的な解釈は別として、
金を出す方にとっては、このスキームは投資商品以外の何者でもありません。
損をさせられた皆様、ほんとにご愁傷様です。

訴訟になった場合にどういう判断になるかはわかりませんが、一般の投資家である我々がこの事件から学ぶべきことは、
「農林漁業の投資話は詐欺でなくとも成功は難しい」
ということです。

そしてもうひとつ言うなら
「日本には政府を訴える自由がある」
そういうことです。


テーマ : 資産運用について
ジャンル : 株式・投資・マネー

またも和牛商法で逮捕

また大型の投資詐欺が摘発されました。

読売新聞
和牛商法「ふるさと牧場」社長ら逮捕、387億円詐欺容疑
東京都港区の肉牛飼育販売会社「ふるさと牧場」が和牛のオーナーになれば高配当が得られるとうたって預託金をだまし取っていた疑いが強まり、警視庁は7日、同社社長の相田勇次容疑者(78)ら6人を詐欺容疑で逮捕した。
 同社は昨年までの12年間に約1万4000人から約387億円の預託金を集めており、相田容疑者は「最初から金集めが目的だった」と容疑を認めているという。


いわゆる「テンプレ通り」の投資詐欺です。
・「○○に投資」と称して架空の商品をダシにしてお金を集める。
・集めた金の一部を配当に充てつつさらに金を集める
・集めた金を経費と称して溶かしたり、仲間内で豪遊して消費する
・元本は絶対返さない。というより元本を人質にしてさらに金を出させる
・これを司法、行政、マスコミの手が及ぶまで繰り返す
・犯人グループのうち何人かは捕まるが、お金はすでに消えている

何回も何回も同じようなことを書きますが、自然のものに投資して高配当を確定的に出せる商品はまずありません。農林漁業はそんなに甘くありません。 参考:和牛とか真珠とかコーヒー園とか
また、募集者と運用者と財産を保管する者が同じ投資商品は、著しく危険です。
参考:証券投資は意外と安全な件
いやもし仮にそういう商品があったとしても、それが小口商品化されて、これを読んでいるあなたのところにそんなおいしい商品を売りにくることはありえません。

何回も何回も同じようなことを書きますが、そういうことです。
免許のない業種・業界の人から投資商品を買うときには、そのことを忘れないで下さい。
なお、免許のある業種・業界の人から投資商品を買っても、だまされていないとは限りません。
ご注意下さい。



追記
 この他に、高率の手数料を出して出資者に新しいカモを勧誘させる手法もあります。その場合には被害者が加害者になってしまいます。例えば上のリンクから本を買って本が届かなかったら「かげのきしに騙された!」ということになるでしょう?
自分が投資詐欺にかかった上に友人を勧誘してしまった場合、単に騙された場合よりもっと悲惨なことになります。そういう被害者はお金だけでなく人間関係まで失うことになるからです。
私の親戚で浄水器を入れている人に聞いたのですが、1-2年に1回フィルターの取り替え時期に近所の人を呼んで「商品説明会」を開くと交換料がタダになるそうです。
私はその親戚に「それ以上のことは絶対するな」と釘を刺しておきました。


テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

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